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2007年05月09日

●子供は捕らわれたイルカ

本「イルカが人を癒す」P55より
本「イルカが人を癒す」よりイルカを見ていると、心の底から喜びがわき上がってくる。
その気持をどう表現すればいいかというと、もっともぴったりくるのが、かわいい赤ちゃんがニコニコと笑っている場に居合わせたときの気持といったところだろうか。

キャッキャと声を立てて笑っていると、もっと嬉しくなってしまうが、その顔を見ているときの幸せな気持ちが、海の中でイルカがスーッと近づいてきた時の思いに近いかもしれない。

とにかく、あの無邪気さには参ってしまうのだ。

イルカは子供のような存在である。まだ人間社会のあかにまみれていない純真な子供が、まさにイルカなのである。

ところが、人間社会で今、イルカにもっとも近い存在である子供達がおかしくなっている。
肉体的にも精神的にも歪みが出始めているのである。
糖尿病や高血圧といった成人病にかかる子供。
だるさや眠さを訴える子供。
暴力的になる子供。
平気で人の物を盗んだりする子供。
いじめ、不登校など。

確実におかしいのである。

その原因というのは、明らかに教育の在り方にある。
学校しかり、家庭しかり、教育が狂ってしまっている。

●子供は捕らわれたイルカ長年、小中学校の教師を務め、今は教育問題に悩む人の力強い相談者でもある遠藤豊吉氏が、次のような話をしてくれたことがある。

「学校に暴力をふるってどうしようもない子供でも、なぜか高校には執着するんです。
高校へは行かなければならない、卒業しなければならないという思いがものすごく強いんです。これは、それまでの学校や家庭の教育の中が、高校を出なければろくな仕事がないよという固定観念を植え付けてしまったということでしょうね。

子供は自分が親のロボットだったと思ったときに本当につらい思いをするんです。
そして、そのつらさを、親をぶん殴ったり蹴っ飛ばす、家の中の物を壊す、親との付き合いを断って自分の部屋にこもる、家を飛び出して遊びまくるという形で表現するんですね。

その根っこには、高校へ行かないと将来は真っ暗だよという脅迫観念があるんです」


偏差値だ、受験だといったことが、子供に大きくのしかかっているのである。

そして、教師にも問題がある。子供を型にはめようとしすぎるのである。


自由に大海を泳ぐ能力と権利を持って生まれてきたイルカが、水族館の狭い水槽に閉じこめられ、人間たちを喜ばせるためにショーをやらされる。
それは子供達の身に起っていることそのままなのである。

夕方になると、塾の帰りの子供達がコンビニエンスストアに入り、弁当を買う。
それが彼らの夕食なのだ。
そして8時、9時まで勉強して家路につくのである。

彼らは疑問もなくやっているのかもしれない。しかしどこかおかしい。
教えられた芸をこなし、餌をもらう水族館のイルカたちに見るような悲哀を彼らの中に感じてしまうのである。

海を怖がるイルカ、潜ることに怯えるイルカ。
子供達はそんな道を歩んでいるのである。P58

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