2007年05月31日

海賊

■日本のマスコミが報道しない違法漁業

違法漁業を続ける日本捕鯨船をはじめ漁船団は
海外から海賊と呼ばれています。

消滅しつつある漁業資源を、我先にとあさり、
お金儲けすることに命をかけているのです。

長年にわたる乱獲による魚の減少の結果、海賊漁船団は
最後の金目になる魚群を求めて地球を駆け巡っているのです。

海賊たちは、自分たちの行為が漁業資源に与える影響も、
彼らの網や釣り糸にからまった他の海洋生物のことも、まったく気にしません。

魚、海鳥、海棲哺乳類、ウミガメ、サメ、海底に住むさまざまな生物たちは、
海賊漁業者たちの漁業によって脅威にさらされており、
深海に住むパタゴニアのトゥースフィッシュ(銀ムツ、メロのこと)をはじめ、
海洋を飛び交うアホウドリなど、絶滅に瀕している例も見られます。

漁業規制の抜け穴:便宜置籍船

海賊漁業は世界中の様々な地域で様々な形態をとっています。
たとえば国際的な漁業規制の抜け穴を利用する方法として、
「便宜置籍船」と呼ばれる漁船があります。
これは、漁業規制の条約に入っていない国の船籍を買い、
国際漁場保護や管理規制、安全労働基準をかいくぐって操業するというものです。
これらの船籍はインターネットを通じて文字通り24時間以内で売買され、
マルタの例でいえばわずか5万円程度で買えるようになっています。
海賊漁業者たちは、自国内や国際社会で規定されている漁業規則を
このような方法でうまくすり抜けているのです。

海賊漁業は生態系を荒廃させるだけでなく、
生きていくために地元の漁業に依存している貧しい地域社会からも
漁業資源を略奪しているのです。

引用元:違法漁業  

2007年05月30日

国連が宣言:2007年は「国際イルカ年」

エルザ自然保護の会ホームページより

国際連合が今年(2007年)を
「国際イルカ年」にすると宣言しました。


詳しく述べると、「国連環境計画(UNEP)」と「移動性野生動物の種の保全に関する条約(CMS、通称ボン条約)」が、「黒海・地中海・大西洋隣接地域鯨類保全協会(ACCOBAMS)」及び「バルト海・北海小型鯨類保全協会(ASCOBANS)」と共に、地球的規模でイルカを保護するために今年を「国際イルカ年」と宣言し、NGOのクジラ・イルカ保護協会(WDCS)と観光業界大手のTUIがこれにパートナーとして加わり、共に強く連携してイルカ保護のための活動を行なうことになったのです。

この「国際イルカ年」キャンペーンの後援者である、モナコのアルバート2世王子はつぎのように述べています。

「国際イルカ年の宣言によって、私たちは新たに海の生物多様性を守ることに関与する機会を与えられました。私たちが先導して働きかけることで、すばらしい海洋哺乳類たちを絶滅の危機から救うことができます。」

イルカを保護することは、イルカに棲みやすい環境を整えてイルカの生息地を保護することでもあり、そうしたプラスの影響は、すべての海洋生物に及びます。失われていく生物の多様性は、イルカの保護を通しても護られるといえます。

国連は、野生のイルカは「生きている宝」と認識

「国連環境計画(UNEP)」をはじめ、国際イルカ年を宣言した関係組織は、野生のイルカは地球上の「生きている宝」であると表現しています。
(参照:http://www.yod2007.org/

国連が、野生イルカの絶滅を危惧

昨年(2006年)12月に、中国の揚子江に生息するヨウスコウカワイルカの絶滅が確認されました。
また、地球規模で野生のイルカの生息数が影響を受け、健全に保てなくなっていることが心配されています。
理由は、さまざまで、混獲(漁業操業中に誤ってイルカが捕獲されてしまう、また、
定置網にかかってしまう等)、有害化学物質による海洋汚染、
生息域の破壊や質の低下、気候変動、漁業で乱獲することによる餌不足、
漁網にかかってしまうこと、軍事用のソナーや音波を使った調査その他の人間の活動に起因する海中での騒音害、船舶との衝突、人間によるハラスメントなどが挙げられています。
エルザ自然保護の会
そして、そのなかに、故意による脅威として、イルカ猟が挙げられています。

こうした情勢をみて、「国連環境計画(UNEP)」は世界のイルカが、現在、生存の危機を迎えていると判断しました。そして、イルカにとって「静かできれいな海」及び保護海域や人々のイルカへの配慮が必要であると考え、野生のイルカに対する意識を高めようとして、今年を「国際イルカ年」と宣言しました。この活動は、一般のNGOや個人にも参加を呼びかけています。

国連の10ヵ年教育計画

「国際イルカ年」のキャンペーン活動は、国連の10ヵ年教育計画の一環として行なわれます。10ヵ年教育計画というのは、「国連持続可能な開発のための教育の10年」(United Nations Decade of Education for Sustainable Development)と呼ばれ、元は日本が国連総会で決議案を提出したものです。2005年12月に46ケ国が共同提案国となり、満場一致で採択されました。こうして、2005年から2014年までの10年が「持続可能な開発のための教育の10年」となりました。なお、ここでいう持続可能な開発とは、「環境と開発とは相反するものではなく、共存し得るものであり、開発を行なう際には環境保全への考慮が重要である」という考え方をいいます。「国連環境計画(UNEP)」では、あらゆる国や地域において環境教育を行なう必要があると考え、「国連持続可能な開発委員会(CSD)」で議論が進められています。

また、世界的に生物の多様性が失われ、危機的状況に至っていることから、2010年までに生物多様性の減少を食い止めるために「2010年目標」がたてられています。国連による「持続可能な開発のための教育の10年」は「2010年目標」の達成にも貢献すると見られています。

国連によるイルカの保護は、以上のような背景があって、進められているのです。

日本政府と国連の認識の相違

今年が野生のイルカを保護するための「国際イルカ年」であることは、日本ではなぜか報道されていません。また、国連がイルカの保護のために活動していることも、日本では、余り知られていません。

国連はイルカを「生きている宝」に相当する野生動物であると考え、絶滅を危惧して保護に乗り出しています。いっぽう、日本では、イルカは農林水産省・水産庁の管轄下にあり、年間2万頭近くが政府公認の合法的漁業の一環として、日本の海域で捕殺されたり、生け捕りされたりしています。日本政府は、イルカを水産資源としてしか認識していません。こうした日本が行なっているイルカ猟は、国際的には、野生のイルカを絶滅に導く脅威のひとつとみなされています。

日本政府は、イルカの保護は、イルカの愛好者による感情的な活動にすぎないと考えています。しかし、実際には、国連がNGOとともに率先して野生イルカの保護のために活動しています。イルカやクジラは消費対象の資源としてではなく、生態系の重要な要である野生動物と認識され、共存及び保護の対象になっているのです。

日本政府が国連の常任理事国入りすることを望むなら、国連が先導して行なっているイルカの保護活動に参加することが必要です。「消費のための水産資源」という偏った考えで野生動物の捕殺利用を続ける限り、日本は国連の活動を妨げることになり、環境に配慮する先進国とはみなされないでしょう。これは日本の国益にとって望ましいことではありません。

用語ミニ辞典

「移動性野生動物の種の保全に関する条約(CMS、通称ボン条約)」:移動性の動物、例えば渡り鳥、クジラ、イルカ、ウミガメ、昆虫、トナカイなどの保護を目的とした条約で、1979年にドイツのボンで採択されたことからボン条約とも呼ばれます。2005年12月時点で95ケ国が加盟していますが、日本は未加盟です。

最新ニュース

 アメリカの歌手ニック・カーター(Nick Carter-元Backstreet Boys所属)が国際イルカ年の特別大使に任命されました。イルカを護るための新曲を作る話も持ち上がっています。  

2007年05月26日

モリを双眼鏡に持ち替えた。

日本のホエール・ウォッチング第一人者、「人とクジラの共生」を願う
ホエール・ウォッチング案内船「末広丸2号」で微笑む長岡友久さん(2007年5月15日撮影)。(c)AFP/Shingo ITO

* 2007年05月24日 22:51 発信地:高知

【5 月24日 AFP】
長岡友久さん(75)はクジラに多くの借りがあるという。
長い間、捕鯨船員として働き、何千頭ものクジラを殺してきた。
そんな長岡さんは20年前、日本人の多くはクジラを食べるよりむしろ
見るようになるだろうとの確信のもと、モリを双眼鏡に持ち替えた。

 「クジラはわたしの体の一部のようなものです」。
四国のかつての捕鯨港で生まれ育った長岡さんは語る。
「クジラは自然の恵みです」


 真っ黒に日焼けし、額には深いしわの刻まれた長岡さんは、
船首にクジラが描かれた釣り船「末広丸2号」で観光客を
ホエール・ウォッチングに案内する。

 日本は年間約1000頭のクジラを捕獲し、欧米の環境保護論者たちの怒りを買っている。
日本政府は、今月28日からアラスカで開催される国際捕鯨委員会の年次会合総会で
再度、1986年に禁止された大型のクジラを対象とする商業捕鯨の全面再開を訴える予定だ。

 かつては同僚たちから捕鯨の才能を賞賛されていた長岡さんは、
50代半ばで日本でのホエール・ウォッチング案内人のさきがけの1人となることを
決心した。
20年前の当時は、世界で捕鯨に対する規制が強化されつつあり、
日本の主要な捕鯨業者は南極地域で捕鯨を続けていた。

 長岡さんは語る。「新たなメンバーと組んで捕鯨を続けることも考えた。
大半の人よりクジラについては詳しいという自負があったから。
でもホエール・ウォッチングが近いうちに日本でも始まると聞いて、
それならやってみよう、と思ったのです


 ホエール・ウォッチングに関する国の統計はない。
小笠原ホエールウォッチング協会によると、クジラが遊ぶ姿が見られることで
最も人気のある小笠原諸島には去年、約1万4700人の観光客が
ホエール・ウォッチングに訪れたという。8年前と比べても20%に増えた。

一方で、ほぼ疑いのない傾向がある。
日本人が以前ほどクジラ肉を食べなくなっているのだ。
この事実はクジラ肉が日本の文化だとする日本政府の主張と矛盾する。

 年間1人当たりのクジラ肉消費量は30グラムまで落ち込んでいる。
これはたった刺身1枚の量だ。
商業捕鯨が一時的に停止される前の1980年には2.5キロだった。

 国際環境団体グリーンピース(Greenpeace)と日本政府の主張は
平行線をたどっているが、ホエール・ウォッチングについては意見を共にする。

「公式見解ではないが、われわれは持続可能な方法で資源を利用する方法としての
ホエール・ウォッチングは歓迎します」と水産庁捕鯨班の代表は話している。

 グリーンピース・ジャパンの担当者は
「われわれは捕鯨の予算をホエール・ウォッチングの振興に向けるよう
日本政府に提言した。
ホエール・ウォッチングはまだうまく組織化されていないので」と言う。

 長岡さんは捕鯨業者が世界のクジラの個体数を減らしていることを認めている。
特に、地球上で最大の動物、シロナガスクジラは現在、絶滅の危機に瀕している。
それでも、日本には捕鯨の権利があると主張する。

 「捕獲しすぎはよくありません。
わたしたちは1日に60頭ものシロナガスクジラを捕ったこともあった。
船の処理能力を超えていて、60頭の中には腐ってしまったものもあった。
ただ、日本人のように伝統的にクジラを魚のように食べてきた国民には、
適正な範囲内での捕鯨を認めるべきです。人とクジラが共生できる道があるはずです」(c)AFP

日本のホエール・ウォッチング第一人者、「人とクジラの共生」を願う
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2229341/1624897  

2007年05月13日

眺めるだけで癒し効果

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視覚のリラックス効果を得られるはず…

売り切れ続出、入手困難なもののようです。  

Posted by dolph at 11:15TrackBack(6)■癒し

2007年05月11日

●捕らわれたイルカたち

本「イルカが人を癒す」(P53)より
本「イルカが人を癒す」より1993年10月、ドイツのフライブルグで開催されたイルカ・クジラ会議でショッキングなビデオが紹介されたという。

その会議に出席していた、イルカの魅力を世界中にアピールする活動を続けているオランダ在住の日本人、静子・アウェハントさんが教えてくれた。

「最初からすごいビデオが流れたのよ。水族館に芸をするイルカがいるでしょ。ドイツの水族館で起ったことだけどね、ショーが始まるというので、何頭かのイルカがプールに出てきたのね。
そのうちの一頭がね、確かシンドバットという名前だったけど、何と、お腹を上にしたままになっちゃったの。イルカは背中にある噴気穴で息をするでよ。お腹を上にしていると、当然息ができなくなるわけ。そのままだと確実に死んでしまうの。

それで残りのイルカが何とか、そんなことは止めさせようとつついたりするんだけど、その一頭は、もう決死の覚悟というか、完全に自殺ね。息をしようとしないの。

場内は騒然としているわけ。調教師が助けに水の中へ入るんだけど、今度は仲間のイルカたちが人間が近づくのを邪魔するの。

捕らわれのイルカたちが命をかけて抗議したのよね。結局シンドバッドは人間が懸命に心臓マッサージをしたんだけど死んじゃった。

イルカを見せ物にすることは考えなくっちゃいけないわね。ホント、ショックだった」


海洋汚染の問題は、イルカやアザラシの意志とは関係なく死がもたらされたが、この話はまさにイルカが自分の意志で死を選択しているのである。

イルカを殺した壱岐の漁師が語った言葉を思い出してもらいたい。
「イルカの愛情は人間以上ではないかと思います。
網から一頭が逃げ出すでしょう。ところがその一頭は網の中の仲間を思ってですか、いつまでも網のまわりを離れない。」

仲間がモリで刺されたなら、モリのロープを食いちぎろうとするとも言っている。

仲間を思う気持ち、自殺すること、こういったことを見るだけでも、イルカを単に頭がいい動物として見るだけでは、彼らの本質には迫れないことは明らかである。

今、世界の流れは、捕らわれのイルカを解放しようという方向に進んでいる。
『わんぱくフリッパー』というテレビドラマを覚えている方も多いかと思うが、あのフリッパーを訓練した調教師も、今では解放する運動に積極的に協力している。

捕らわれたイルカは、かわいそうに野生の感覚を忘れてしまっている。
いきなり海に帰されても生きていけないのである。
だから、自然で生きるための訓練が必要になってくるわけだ。

映画『グランブルー』のモデルになったジャック・マイヨール氏も、イルカを野生に戻す活動を繰り広げている。

「彼らは、最初は海に出るのを怖がっていた。
私と一緒に海で泳ぐことで、なんとか海に出ることは慣れてきたのですが、深く潜ることにはまだ怯えている。それで、これから深く潜るための練習を一緒にして、最終的には60mの深さまで潜ろうと思ってるんです。彼らが怖がらないように、潜るときは私が先頭になっていき、60mの深さまで潜れたら、帰りは2頭のイルカの背びれに両方の手で捕まって浮上してくる。
彼らに野生本能を取り戻させてあげたいんです。」(週刊現代1993年10月2日号)


驚くべき話である。
海で生まれて海で育ったイルカが海を恐がり、潜ることに怯えを持っているというのだ。
そして、人間に先導してもらって潜っていかなければならないなどということは悲劇以外の何ものでもない。
イルカを捕らえ狭い世界に閉じこめてしまうことがいかに罪深いことなのか、マイヨール氏の話で十分に実感できるのではないだろうか。

自殺してしまうイルカ、
海が怖いイルカ。

これは私たち人間にとっても他人事ではないのである。P55  

2007年05月09日

●子供は捕らわれたイルカ

本「イルカが人を癒す」P55より
本「イルカが人を癒す」よりイルカを見ていると、心の底から喜びがわき上がってくる。
その気持をどう表現すればいいかというと、もっともぴったりくるのが、かわいい赤ちゃんがニコニコと笑っている場に居合わせたときの気持といったところだろうか。

キャッキャと声を立てて笑っていると、もっと嬉しくなってしまうが、その顔を見ているときの幸せな気持ちが、海の中でイルカがスーッと近づいてきた時の思いに近いかもしれない。

とにかく、あの無邪気さには参ってしまうのだ。

イルカは子供のような存在である。まだ人間社会のあかにまみれていない純真な子供が、まさにイルカなのである。

ところが、人間社会で今、イルカにもっとも近い存在である子供達がおかしくなっている。
肉体的にも精神的にも歪みが出始めているのである。
糖尿病や高血圧といった成人病にかかる子供。
だるさや眠さを訴える子供。
暴力的になる子供。
平気で人の物を盗んだりする子供。
いじめ、不登校など。

確実におかしいのである。

その原因というのは、明らかに教育の在り方にある。
学校しかり、家庭しかり、教育が狂ってしまっている。

長年、小中学校の教師を務め、今は教育問題に悩む人の力強い相談者でもある遠藤豊吉氏が、次のような話をしてくれたことがある。

「学校に暴力をふるってどうしようもない子供でも、なぜか高校には執着するんです。
高校へは行かなければならない、卒業しなければならないという思いがものすごく強いんです。これは、それまでの学校や家庭の教育の中が、高校を出なければろくな仕事がないよという固定観念を植え付けてしまったということでしょうね。

子供は自分が親のロボットだったと思ったときに本当につらい思いをするんです。
そして、そのつらさを、親をぶん殴ったり蹴っ飛ばす、家の中の物を壊す、親との付き合いを断って自分の部屋にこもる、家を飛び出して遊びまくるという形で表現するんですね。

その根っこには、高校へ行かないと将来は真っ暗だよという脅迫観念があるんです」


偏差値だ、受験だといったことが、子供に大きくのしかかっているのである。

そして、教師にも問題がある。子供を型にはめようとしすぎるのである。


自由に大海を泳ぐ能力と権利を持って生まれてきたイルカが、水族館の狭い水槽に閉じこめられ、人間たちを喜ばせるためにショーをやらされる。
それは子供達の身に起っていることそのままなのである。

夕方になると、塾の帰りの子供達がコンビニエンスストアに入り、弁当を買う。
それが彼らの夕食なのだ。
そして8時、9時まで勉強して家路につくのである。

彼らは疑問もなくやっているのかもしれない。しかしどこかおかしい。
教えられた芸をこなし、餌をもらう水族館のイルカたちに見るような悲哀を彼らの中に感じてしまうのである。

海を怖がるイルカ、潜ることに怯えるイルカ。
子供達はそんな道を歩んでいるのである。P58  

2007年05月07日

●イルカ療法とは 2

本「イルカが人を癒す」より
本「イルカが人を癒す」よりフロリダ州立国際大学のベッツィ・スミス博士は、イルカ療法の実践家として世界中に知られている。日本にも何度も来ており、雑誌のインタビューに答えたり、セミナーを開催したりして、日本でのイルカの関心の高まりに大きな貢献をしている方である。

彼女は、インタビューや講演で非常に興味深い話をしてくれる。イルカがよく分かっている人の言葉である。

「もし、イヌと治療を行う場合、たとえば、棒を投げてそれをイヌが拾ってくるという行動を通して、コミュニケーションをとるということが考えられますね。もし、子供がそれに飽きてしまったらどうなるのかしら?イヌはただ待っているだけで、次にどうしたらいいかわからないでしょう。でもイルカは違います。もし、子供が何の反応も示さないとしても、特に自閉症児はそうですが、子供が何をしたいのかわからなくても、イルカ自身が考えることができるのです。イルカはなにか別の選択をすることができます。子供がしたいことを思いつくのです。もし、あなたがイルカといっしょに子供の治療を常に行っているとしたら、イルカはあなたが考えていることが、すぐにわかるのです。イルカはとても強い社会的な繋がりをもつ生き物です。常にパートナーと一緒に行動し、お互いに信頼しあっているのです。あなたや子供が、イルカのパートナーになれば、イルカは自然にすばやく子供をリードすることができます」(DIVER 1993年4月号)

スミス博士によると、イルカは人間の血圧の状態や脈拍が分かるという。
そして、右半身が麻痺している人が海に入れば、彼らは必ず、不自由な右側を
支えるような位置に回ってくる。
また、たくさんの人が泳いでいる中に一人だけ自閉症の患者がいたとしたら、彼らは何も教えないのに必ずその患者の側に行くというのだ。

これをスミス博士は「イルカの持つ自然の性質」だと説明する。
病人が発している情報を、彼らはキャッチする能力を生まれつき持つというのだ。

第二章で、壱岐の漁師の証言を紹介したが、その話とスミス博士の話を合わせると、イルカがただ頭のいいだけの動物ではないことが、ここでもよく分かるだろう。情があるとでも言えばいいのだろうか。
とにかく、イルカは何か得体の知れない人を癒す素晴らしい能力、エネルギーを持っていることは間違いないのである。P86  

2007年05月04日

クジラの講演会のお知らせ

     元ドミニカ国環境大臣・ゴールドマン環境賞受賞者
     アサートン・マーチン氏 緊急来日くじラブ講演会

        「日本のODAに振り回される私の国」
    カリブの島国がなぜ日本の捕鯨を支持せざるを得ないのか


ドミニカ国の環境・計画・農水大臣として国際捕鯨委員会(IWC)に参加していた
アサートン・マーチン氏がIWC期間中に突然大臣を辞任することを発表したのは
2000年のことです。これは、南太平洋海域に鯨の保護区を設置することに賛成す
る票を投じようとしたところ、最後になって国から反対票に投票するよう指示が
あったことへの抗議の印でした。

マーチン氏は、ドミニカ国民の意思を無視して、日本の開発無償資金援助が国の
環境政策を左右してしまう現状に警告を発し続けています。特に、捕鯨に対する
日本の外交政策の問題点を5月末に開催されるアラスカでの国際捕鯨委員会の前
に、日本で伝えたいとして来日しました。

ドミニカ国をはじめ多くのカリブ諸国では捕鯨は行われていないどころか、ホエー
ルウォッチングが産業として重要になり始めています。カリブの国々へできる日
本の開発援助とはどのようにあるべきかを考えてみませんか?

また、当日はアカデミー賞ノミネート作家である山村浩二氏の新作短編アニメー
ション「校長先生とクジラ」を公開に先駆けて上映いたします。

日時:2007年5月19日(土)午後2時~4時

主催:グリンピース・ジャパン
後援:IFAWジャパン

場所:東京ウィメンズプラザ ホール
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html

講演スケジュール:

13:30 -   開場
14:00 -   開会
14:00 - 14:10  開会の言葉
14:10 - 14:50  アサートン・マーチン氏(元ドミニカ国環境大臣)講演 
      「日本のODAに振り回される私の国」
      -カリブの島国がなぜ日本の捕鯨を支持せざるを得ないのか-(仮題)

14:50 - 15:00  休憩
15:00 - 15:20  質疑応答
15:20 - 15:50  マーチン氏と星川淳(GPJ事務局長)対談
15:50 - 15:55  山村浩二氏新作短編アニメーション「校長先生とクジラ」上映
16:00      閉会

アサートン・マーチン氏 (Atherton Martin)
ドミニカ国の元環境・計画・農水大臣。1998年には、ドミニカで計画されていた
オーストラリアのBHP社の鉱山開発を市民を率いて白紙撤回させドミニカの豊か
な自然を守ったことが認められ、環境のノーベル賞と言われるゴールドマン環境
賞を受賞。2000年の国際捕鯨委員会で、彼が南太平洋海域に鯨の保護区を設置す
ることに賛成する票を投じようとしたところ、最後になって国から反対票に投票
するよう指示があったことに抗議して辞任。現在は、NGO活動を行う。

入場料:無料

事前申し込み:
グリーンピース・ジャパンの以下のWebサイトよりお申し込みください
http://www.greenpeace.or.jp/event/e20070519/view

当日は、逐次通訳付きです。

アカデミー賞ノミネート作家である山村浩二氏の新作短編アニメーション「校長
先生とクジラ」についてはこちらをご覧ください。
http://www.whalelove.org/animation  

2007年05月03日

抱き枕

自分以外の何かの存在感や温もりを身近に感じるとスヤスヤ眠ることができる、なんてことはありませんか? 抱き枕を抱きしめたり、抱き枕に寄り添ったりするように寝ることで、安心感を得ることができます。

何かを抱いて寝ると、安心感が生まれ、リラックスしやすくなり安眠をさそうようです。
ボディーピローを使用するようになってから、寝違えによるこむら返りがなくなりました。

種類も豊富にあるようです。
丸まった姿勢で寝る人用や、うつ伏せ姿勢で寝る人用頭をのせる枕がついたもの
そして子供用もあるようです。


イルカと泳ぐイメージでイルカ柄、いいですね。


大阪府 睡眠時無呼吸外来  

Posted by dolph at 14:11TrackBack(2)■癒し

2007年05月02日

●イルカ療法とは 1

本「イルカが人を癒す」P83より
本「イルカが人を癒す」よりなぜイルカと泳ぐとうつ病が治ってしまうのだろうか。
誰もが興味のあることだと思うが、結論を急がず、もっとゆっくりとイルカの能力について見ていきたい。

イルカ療法は、アメリカで盛んに行われている、精神障害を持った人に対する治療法として知られ始めている。
自閉症やうつ病がその対象となっているが、最近ではガンや交通事故の後遺症など、肉体的な病気に関してもイルカと泳いで治そうという試みがなされている。

ホーラス・ドップス博士はイギリス人だが、イルカ療法の草分け的な存在で、イルカ療法家を志す人は、まずドップス博士の著書を読んだり、直接レクチャーを受けるのが入り口となっている。
博士の元々の専門は薬学で、麻酔薬の研究を長年やってきた。正統化学を研究する純粋な科学者だったのである。そんな科学者が、今では科学の枠を飛び出して、イルカの不思議なエネルギーに夢中になっている。

博士は、イルカの能力を次のように語っている。

「うつ病患者というのは、人間のスクラップみたいな状態です。
自分は何の価値もない人間だと思い込んでいます。自分をゴミみたいに思っている。
そういった人がイルカと泳ぐことによってどう変わるかというと、生きている喜びを感じるようになるんですね。自分も社会に貢献する役割があるんだと気づくんですね。
イルカと泳いだ人が、例外なく言うことがあります。自分はイルカに特別扱いされたと言うんです。自分の存在感というものをイルカが認めてくれた感覚を持つんです。
うつ病で何の価値もないと思いこんでいた人が、イルカに自分の価値を認めてもらうわけです。それですっかり自信をつけて、病気もよくなってしまうんです。
イルカがなんでそんな力を持っているかって言うと、それは分かりません。でも、イルカの〝氣〟が病気を治すんだと思います」

実は、博士と話をしていると、何度も何度も〝氣〟(Ki)という言葉が出てくる。

私はここ数年、〝氣〟の世界の取材に多くの時間を割いてきた。
自分でも〝氣〟によって人を癒すことを実践している。そういう立場にいる人間として、
〝氣〟を全面に出してイルカの能力を語っていきたいのはやまやまである。しかしそれはもう少し後にとっておこうと思う。
確かに〝氣〟は市民権を獲得しつつあるが、まだまだ受け付けられないという人もいるだろう。そういう人のために、この章では〝氣〟以前の言葉でイルカの癒しの能力を語っていきたい。